酪農の支援

 ここでは、浜中町で行われている酪農支援について、ご説明します。

 営農支援と新規就農支援
支援システム図

 町内の酪農に関わっている機関が協力して、農家を技術と経営の両面からサポートしています。
 また、新規就農者・希望者に対しては、研修の実施・就農先のあっせん・就農計画などの準備段階と、営農開始後も支援を行っています。







 浜中町
 地元自治体として、農家の生活や営農全般をサポートしています。

 浜中町農業協同組合
 町同様、営農と生活に関する様々な事柄の窓口・調整・支援を行います。
 農協の支援業務を少しご紹介します。




 浜中町酪農技術センター
 JA浜中町が全国に先駆けて導入した各種分析情報の発信施設です。
 生乳は勿論、飼料や土壌の分析とそれに合わせたアドバイス、乳牛の登録・繁殖管理など、浜中酪農のレベル向上の為に技術支援と膨大なデータの集約をしています。
 また、この施設は農協で管理しているので、サンプルの提出から迅速な分析を行うことが出来る為、結果を早くフィードバックすることが出来ます。
技術センター外観 生乳分析1
生乳分析2 情報管理
 コントラクター(農作業委託)事業
 圃場作業には大きな労力と高価な作業機械が必要です。 
 その作業を外部委託することで、労働負担の軽減や無駄な機械を持たないように出来ます。
コントラ刈り取り コントラ詰め込み
 育成牧場: 
 哺育や授精、牛の保定など、手間のかかる仔牛や若牛を委託管理します。
 農家の作業軽減や育成舎などへの設備投資の軽減に貢献しています。


 (有)浜中町就農者研修牧場
 平成3年より、町内の新規就農者を養成する場として開設されました。平成16年に有限会社として独立、現在は5組のご夫婦が研修されています。

 (有)浜中町酪農ヘルパー組合
 1年365日作業を止められない牧場も、冠婚葬祭や視察研修、病気や怪我、そして休日をとったり家族旅行したりする為、牧場を離れる機会があります。そんな時に牧場の作業を代行するのが酪農ヘルパーです。現在は、「専任ヘルパー」と呼ばれる専属の方と、町内の農家後継者が手伝いサポートする「補助ヘルパー」と合わせて14名程度の方が町内に派遣されています。 また、酪農ヘルパーで経験を積み、新規就農された方もいらっしゃいます。
 (酪農ヘルパーとして働いていただける方を募集しています。詳細はこちら)

 釧路地区農業共済組合

 乳牛の疾病・事故への対応・指導を行っている獣医さんが所属しています。町内には現在、2か所の診療所があります。

 釧路農業改良普及センター
 北海道の管轄にある、農業全般の指導を行い、地域データの収集を行っています。町内に釧路東部支所がありますが、釧路管内全体で連携を持っています。

 浜中町農業委員会
 牧場の規模拡大・新規就農・離農などに伴う農地所有権の移動・賃貸など、町内の農地に係る事柄の調整・管理全般を行っています。

 指導農業士
 町内の酪農家の中でも、研修の受け入れなど新規就農者育成の中心となっていただいている、北海道知事に認定されたの農家さんです。

 勿論、これ以外の酪農家の方にも研修中や就農先などで、色々と助けて頂くことも多いです。また、酪農振興会・農協青年部・農協女性部など、地区や年代、後継者など対象別に組織がなされ、それぞれで様々な活動をしています。


 新規就農への経済的支援(ページの頭へ)

 町では「浜中町新規就農者誘致条例」によって、以下のような支援策が取られています。

リース料半額助成
 浜中町独自の支援制度のひとつで、財団法人 北海道農業開発公社(以下、公社)の農場リース事業を利用して新規就農を行う場合、5年間のリース期間中に公社へ支払う農場賃貸料を町が半額助成してくれます。

固定資産税相当の助成
 ①と同様、町の補助によって牧場買取後の5年間の固定資産税相当が助成されます。

融資制度(北海道農業開発公社)
 研修中や就農の準備、就農前後の投資などを行う際に、新規就農(希望)者向けに有利な各種融資制度があります。

 農場リース事業について
  現在、酪農への新規就農の仕方として一番利用されている方法です。

 北海道農業開発公社が、離農した酪農家から施設や農地をまとめて買い取り、新規就農希望者に一定期間貸付け(通常5年以内)、つまり「リース」した後、就農希望者が全て買い取る方法です。
 大きな初期投資を必要とする酪農において、営農開始当初の不安定な時期にいきなり多額の借入を必要とせず、リース期間中に経営を安定させ自己資金を蓄えた後に、借り入れを行い牧場を買い取ることが出来ます。また、公社へ支払うリース料は、牧場買い取りの「前払い」の扱いとなります。
 牧場の規模や施設・農地の状態で買い取り価格・リース料は変わってきますが、浜中町での新規就農の場合はおおむね4~5千万円位が買取時の金額になっています。

 ここで、大きなポイントが「浜中町の酪農支援」である「リース料の半額助成」です。公社等へは年額400~600万円のリース料を支払いますが、その半額を町が助成し、自己負担を軽減出来ます。つまり、5年間で「1千万円前後の収入が増える」ことと同じです。営農開始直後の5年間は牛や農地に慣れるまで不安定な経営となりやすく、この助成制度は非常に大きな助けになっています。

H22.4追記 平成22年度より、農場リース事業の見直しが行われ事業内容が一部変更となりました。今まで、農地・牛舎・乳牛・農業機械を同じ事業内でワンセットで扱っていましたが、農業機械部分については別の補助事業を利用する仕組みに変わりました。
 現時点では、導入条件が緩和され補助額を除いた負担額は軽減されそうですが、一方で借入金の返済に充てるトータルの期間が短くなる為、返済に関しては少し厳しくなるかもしれません。なお、機械部分を除いた農場リース事業に関しては、従来通りの流れとなっています。
 
 これらの事業を始めとして、研修・新規就農時に利用出来る事業や資金はその時々で変化することもあります。出来るだけ有利な条件となるよう、関係団体・担当者と相談しながら進めることになります。

次に、実際に就農するまでの流れを説明します。次頁へ

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