牧場の一日
ここで、別のページで紹介している 「研修牧場」 を例にとって牧場の一日を見てみましょう。
牧場の形態としては「スリーストール・ミルキングパーラー」です。
搾乳・清掃作業 : 朝夕2回、同じ流れで行います
清掃作業
分娩や他の異常がないかチェックしながら、食い散らかした餌を寄せたり、寝床を掃除します。
牛を搾乳室の手前に移動し、殺菌したミルカーやタオルを用意して、搾乳準備します。
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牛を動かしながら、寝床の糞を落とし、おがくずで綺麗に整えます。 |
掻き落とした糞や汚れている通路は、小型の作業機で片付けます。 |
搾乳開始
搾 乳 | ||
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搾乳前に張っている乳房 | 綺麗に汚れを落とします | ミルカーを装着します |
ミルカーを装着する前に、奇麗に汚れを落としながら手で少量を搾り出し、異常がないか調べます。 また、乳首に触れる事が乳をたくさん出す為の刺激になり、乳房がさらに張ってきます。その後に、殺菌されたミルカーを装着します。 | ||
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バルククーラー | 保護液をつけます | バケットミルカー |
搾られた乳は、パイプを通り「バルククーラー」と呼ばれる大型の冷却タンクに移されます。 乳が良く出るのは4~5分位、乳が出なくなったらミルカーを外し、保護液をつけます。これは、夕方の搾乳まで乳頭に雑菌が入らないようにし、皮膚の保湿の為に行います。 この作業を、何頭かずつまとめて繰り返していきます。搾り終わった牛の乳房はぺったんこにつぶれてしまいます。 |
分娩したばかり牛、病気の牛などは出荷せず、仔牛に与えたり廃棄します。 これらの乳が混ざらないように、直接ミルクのラインに入らないように「バケットミルカー」で搾り分けます。 |
搾乳終了後
搾乳に使ったミルカーやタオル・バケツ、生乳が通るパイプ等を綺麗に洗浄します。
牛舎内の清掃や新しいエサを与えます。
哺育中の小さい牛や若い牛、分娩の近い牛などの世話も行います。
最後にもう一度牛舎をチェックします。
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仔牛の哺育や若牛の世話も行います。 |
作業終了
再度牛舎全体をチェックして、作業は終了です。
昼の仕事 : 搾乳や清掃以外にも色々な作業があります
分娩や具合の悪い牛がいれば様子を見なくてはなりません。必要に応じて、獣医さんや人工授精師さんに連絡を入れて、対応します。
牧場の整備や餌の調製などを行うこともあり、春から秋にかけては採草作業や施肥作業など、草地管理の仕事も行います。
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餌を調製しています | 圃場作業 |
作業にかかる時間や開始時刻・作業体系などは、規模や働いている家族数によって変わってきます。 牛の状況や畑の仕事なども考えながら、効率良く作業を組みたてていくのも営農の大事なポイントです。 |
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