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主な活動mainly activities

タンチョウの標識調査

あなたに名前があるように,タンチョウにも名前をつけて,戸籍を作り,それを保護に役立てようというのが標識調査です。1988年に始まったこの調査で,2015年までに507羽に標識が付けられました。それにより,寿命(2016年1月現在の最高齢は26歳のメス)や生存率(*)などのほか,実にさまざまなことがわかってきています。たとえば,オスは初めて繁殖を始めるとき,生まれ故郷へ戻る傾向があるとか,離婚が確認されたとか・・・。

タンチョウの標識調査は、(財)山階鳥類研究所から脚環の提供を受け,タンチョウ保護研究グループが実施しています。実施にあたっては,多くのボランティアの協力をいただいています。

*例:ある年に20羽のタンチョウに標識を付け,次の年にその内14羽の生存が確認された場合の生存率は14÷20×100=70%(幼鳥の1年後の生存率)となる(図参照)。
 
生まれて2ヶ月ほどの飛べない雛を調査者が取り囲んで捕まえ,標識(足環)を付けます。その際,体の大きさを測ったり,体重測定もしますが,雛を安心させるため,頭に目隠しをしています。標識を付けて放された雛は,まもなく親と合流して,日常の暮らしに戻ります。
 
2005年から足環が新しくなりました。以前はプラスチックのカラーリングを用いていましたが,壊れて落ちやすいため,金属環に変えました。右足のかかと関節の上に,番号(写真上のツルは黒字で縦に040,右のは041)の付いた長さ7cmほどの黄色(金色?)リングをしています。リングはアルミ合金で,重さは約27gです。

過去3年間に確認されている標識個体の表はこちらです。最近では1−3年ぶりに確認された個体も見つかっていますので、どんな確認情報も貴重です。観察されましたら是非記録を事務局までお寄せ下さい。
なお、日本野鳥の会鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリと阿寒国際ツルセンターには、写真入りの標識鳥ファイルが備え置かれていますので、お訪ねの際には、ぜひご覧ください。

タンチョウ保護研究グループタンチョウ保護研究グループ

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