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ヤンバルクイナの保護についての講演会を開催しました。
(2013.10.7更新)

 2013年6月12日に行われたワークショップに続いて、同日18:00-19:00には、ワークショップに参加して下さった長嶺隆氏(NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長)に「ヤンバルクイナの保護の現状について」と題した講演を釧路市生涯学習センター(まなぼっと)でしていただき、約40名の来場がありました。講演の概要は次の通りです。
 ヤンバルクイナは日本の沖縄本島のみに生息し1981年に発見された日本で唯一の飛べない鳥です。沖縄本島には元々地上性の捕食者が居なかったのですが、毒蛇のハブ対策として持ち込まれたマングースや野生化したネコによって食べられたり、林道で車にはねられる事故などが追い討ちをかけて生息数が急激に減少していました。一時は700羽程度までに減少し、「絶滅は時間の問題か」とまで言われる程になっていました。どうぶつたちの病院沖縄では、国や県などとも協力して対策に当たり、マングースとノネコを捕獲したり、各種の事故対策を講じるなどした結果、ヤンバルクイナの生息数は1500羽を超えるまでに回復してきました。どうぶつたちの病院沖縄では、捕獲したネコを人に慣らして部屋飼いのペットとして引き取ってもらう活動や、ヤンバルクイナの保護・増殖施設を建設して野生に戻すために飼育下で増やす活動も軌道に乗せてきました。このように活動が進んできた大きな要因には、やんばる地域の村の人たちの積極的な協力がありました。
 ヤンバルクイナと同様に人と共存しながら生きていかなければならないタンチョウにとっても見習いたい先例を紹介していただけました。なお、どうぶつたちの病院沖縄が保護しているヤンバルネコ一匹が、今回の縁で帯広の家庭に引き取られました。




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