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ワークショップ「事故死するタンチョウを減らすために ~タンチョウの電線・車・列車衝突事故防止への取り組み~」を開催しました
(2013.9.6更新) 

 ワークショップは6月12日に1日かけて実施し、環境省釧路自然環境事務所を始め、国土交通省北海道開発局釧路開発建設部、北海道釧路総合振興局、JR北海道釧路駅、道東地区バス協会などから、また市民数名も参加して下さいました。
 ワークショップでは、まず基調講演としてNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の理事長である長嶺隆氏に、「ヤンバルクイナの交通事故の現状とその対策について」話していただきました。続いてタンチョウ事故の現場から、厚岸町水鳥観察館の渋谷辰生氏、釧路市動物園の獣医である飯間裕子氏に報告をいただき、最後に当法人理事の正富宏之博士にまとめていただきました。午後には環境省からタンチョウの事故収容状況とその対策についての報告をいただいた後に、事故を減らすためにはどんな対策が実行可能であるのか話し合いを行いました。まず、発生した事故事例を可能な限り整理分析することが必要で、そこから対策が見えてくる部分もあるのではないか。JRが今年試験的に実施している厚岸ー糸魚沢間の減速については、今後も継続してほしい。現在一部で行われている道路脇の注意標識を、国道、道道を含めてさらに必要な場所に設置することも実現の可能性があり、繁殖期等、期間が限定される場合にはカバーを付けて隠ことができる。等々具体的な発言も出てきました。
 このワークショップは、タンチョウの衝突事故防止をテーマとした初めての集まりで、関係機関の担当者がそろって参加して下さったことに意義があります。今回のワークショップを始まりとして、今後も同様の場を持つようにしていきたいと考えています。

(ワークショップ開催に当たってははサントリー世界愛鳥基金からの助成をいただいています)

 
 



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