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中国の越冬地でカウント調査を実施しました
2009.2.4更新

 2009年1月5日から13日にタンチョウの越冬地である塩城と黄河三角州の2ヶ所でタンチョウのカウント調査に参加してきました。ともに昨年11月に行なわれた国際ワークショップでの討議を受けたもので、同ワークショップに参加したICF(国際ツル財団)の Su Liying博士が同行されました。

 塩城保護区では、ワークショップメンバーで保護区の研究主任の王会氏が主に調査を主導しました。総勢18名が6班に分かれて自動車とバイクを使って同日調査を行った結果の集計は502羽となりましたが、重複カウントの疑いが高いということで翌日に再調査を行い、306羽と訂正されました。王さんの話ではまだ若干の重複カウントの疑いがあるので、実質は300羽に届かないだろうということでした。

 塩城市から丸一日かけて黄河三角州までバスで移動し、こちらでもカウント調査を行いました。やはりワークショップメンバーのシャン・カイ氏が保護区の車を出して、2日間合同調査を行いました。今冬の黄河河口一帯は例年になく厳しい寒さで、アシ原内の水路や養魚池ばかりでなく、黄河本流や干潟さえも全域凍りついていました。そんな中でも、遠くのアシ原のなかに合計18羽のタンチョウを見つけました。

 結局、今回の中国越冬地での調査では合計324羽あるいはそれよりも少ない数しか数えられなかったことになります。昨シーズンの越冬数は、国際ツル財団のG. Archibald博士の私信によれば500羽程度、中国鶴類通信ほかによれば700羽程度と報告されているので、今シーズンはかなり少なくなったことになります。続いて2月に韓国で行なわれる越冬数調査の記録がおおいに気になるところです。
 百瀬邦和
 
黄河三角州保護区でタンチョウを探す(Su Liying博士(右)と私)

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