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国際ネイチャースクールに参加しました
2012.10.24更新

10月6日から17日にかけて中国東北部を訪問し、国際ネイチャースクールに参加しました。

 中国の東北部、黒竜江省ハルビンにある東北林業大学の学生を中心とした課外活動の一環として、学生を指導者とした小学生に対する環境教育活動が小規模に行われていました。今年度からは新たに「国際ネイチャースクール」として大規模に活動することになり、地球環境基金の助成を受け、この活動をサポートしているタンチョウ保護研究グループも指導者として参加することになりました(タンチョウ保護研究グループからは理事長の百瀬邦和と本藤泰朗が参加)。

 今回国際ネイチャースクールが開催された場所は中国内モンゴル自治区ツムジ国家級自然保護区、吉林省モモグ国家級自然保護区です。両保護区では開発や気候変動等による湿地の乾燥化が深刻な問題になっており、湿地で生息するタンチョウに対しても悪い影響があると考えられています。また、地元住民のタンチョウの盗卵が繁殖率低下の一つの問題になっています。

 大学生が指導者として活動を行うことで学生自身の教育者としてのスキルアップを図るだけでなく、国際ネイチャースクールを受けた小学生を通した大人への波及効果も期待できることから、地元住民全体での環境保護への関心を高めることが期待できます。

 
大学生が中心となりプログラムを進めます

国際ネイチャースクールには東北林業大学を中心とする8名の大学生と、活動をサポートする中国国内の指導者8名、アメリカの国際ツル財団から2名、タンチョウ保護研究グループから2名がスタッフとして参加しました。

ツムジ国家級自然保護区では3日間、モモグ国家級自然保護区では2日間活動が行われ、小学生・先生・保護区の職員を合わせると200名以上が参加しました。
 
 参加した小学生たちは「湿地の鳥」「草原の鳥」「植物」「湿地の仕組み」の4つのグループに分かれ、自分たちの住んでいるすぐ近くの湿地とその周辺に棲んでいる生き物、生き物と湿地との関係について学び、湿地の役割と重要性を考え、最終日にはまとめとして学んだことを絵に描き、感想などを書いて発表しました。

 
ネイチャーゲームを楽しむ子供たち
 
植物の特徴を調べる子供たち
 
湿地の水の中の生物を観察する子供たち
 私には中国語がわからないので子供たちの話している細かな内容は理解できませんでしたが、活動中の子供たちの生き生きとした表情と、最終日に描いたまとめの絵を見ると、私達が伝えたかったことは十分子供たちに伝わっていると感じました。
 また、学校のすぐ近くに保護区があるにもかかわらず、今まで入ったことのなかった先生も多く、参加した先生たちにとっても良い経験になったのではないでしょうか。
 
絵を描いて感想を発表しました
 
記念撮影
 中国ではこのような野外での環境教育活動はまだほとんど行われていません。環境悪化が著しいといわれる中国において、今後このような環境教育活動が盛んに行われるようにになることで意識も高まり、生物多様性の保全につながると思います。
 
 タンチョウ保護研究グループでは今後もこの国際ネイチャースクールの開催を積極的にサポートしたいと考えています。


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