■由来

柏餅は江戸時代から端午の節句には必ず用いられました。柏の葉っぱの上に、上新粉とくず粉(片栗粉)を混ぜて作った「しんこ餅」に、餡を挟んだものを置き、柏の葉を二つ折りにして包んだお菓子の事を言います。
柏の木の古い葉は新芽が育つまで枯れないので子孫繁栄の縁起の良い葉とされたことや、柏餅を包む手つきが神前でかしわ手を打つ姿に似て、武運を祈願する端午の節句にふさわしいという意味もあったと言われています。もともと柏の葉は古代から食器として用いられていたこと、また、柏の葉の薬効なども理由のひとつに挙げられると思います。

 ■柏餅の作り方(12個分)

上新粉 … 200グラム
砂糖 … 大さじ1
塩 … 少々
熱湯 … 170グラム

片栗粉 … 40グラム
水 … 100グラム

あんこ … 300グラム
柏の葉 …
※柏の葉は水で軽く洗ってください。
12枚
1. Aをボールに入れて熱湯を注いでよくこねひとまとめにする。
2. むれ布巾を敷いた蒸し器に生地をちぎって乗せ、強火で15分くらい蒸す。
3. 蒸しあがったらボールに入れてひとつにまとめながら良くこねる。
4. 「3」にBを加えてこね、耳たぶくらいのかたさになるまでこねる。
5. 生地とあんこを12等分して、あんこを生地で包んで、小判型にし、蒸し器に並べて10分蒸し、柏の葉で包んで出来上がり!

簡単に作れますので、是非お試しください!